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水のコラム

トイレの水流が弱くなった!原因と対処法を解説【水道職人:プロ】

2025年01月22日 トイレのトラブル


トイレの水を流したとき、いつもより流れが弱くなっていることに気づいた覚えはありませんか?

便器の中の水が、なかなか流れていかなかったり、流れても勢いが足りなかったり…。


こういった症状は、実は多くのご家庭で身近なトラブルとして起きています。

放っておくと、つまりや故障など、より深刻なトラブルに発展する可能性もあります。


この記事では、水流が弱くなる原因と、その対処方法について、わかりやすく解説します。

自分でできる簡単な対処法から、専門家に相談すべき症状まで、具体的にご紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。


 



トイレの水流が弱くなる原因



普段何気なく使っているトイレですが、水流が弱くなる原因としてよくあるパターンが3つ考えられます。


それぞれの原因を理解することで、適切な対処方法が見えてきます。

一つ一つ症状をチェックして、ご家庭のトイレで起きている問題をできるだけ特定してみましょう。


 


タンクの水量不足


水流が弱くなる最も一般的な原因が、タンク内の水量不足です。


タンクの中には浮きゴムという部品があり、これが適切な位置で水を止めることで、必要な水量を確保しています。

しかし、この浮きゴムの位置がずれたり、劣化したりすると、タンクに十分な水がたまらなくなってしまうんです。


特に注意が必要なのが、浮きゴムと給水管をつなぐチェーンの調整具合です。

このチェーンが長すぎたり短すぎたりすることで、適切な水位を保てなくなります。


また、タンク内の水が濁っていたり、浮きゴムに汚れが付着していたりする場合も、正常な水量が確保できなくなることがありますので注意が必要です。


 


配管内の詰まり


次に多いのが、配管内のつまりです。

トイレットペーパーや水垢が徐々に配管内に溜まっていき、水の通り道を狭くしてしまうことがあります。


特に古い配管の場合は、長年の使用で内側に汚れや傷などが増え、水の流れを妨げていることも。

これが水流の弱さにつながっているケースは非常に多いんです。


配管内のつまりは、目に見えない場所で少しずつ進行していきます。

最初は気にならない程度の水流の弱さでも、そのまま放置すると、次第に症状が悪化していくことがあるため油断は禁物です。


また、一度つまりかけた箇所には、新たな汚れが付着しやすくなるため、徐々に状況が深刻化していくということも念頭に置いて判断すべきでしょう。


 


部品の劣化や故障


3つ目の原因として考えられるのが、トイレの内部部品の劣化や故障です。

トイレには実は、たくさんの部品が使われています。

タンク内のフロート弁(浮き玉)、排水弁(止水栓)、オーバーフロー管など、それぞれの部品が適切に機能することで、正常な水流が保たれているんです。


こういった部品は、毎日の使用でどうしても少しずつ劣化していきます。

特に築10年以上の住宅では注意が必要でしょう。


水アカの付着や部品の摩耗により、本来の機能が低下してしまうケースは多いです。


また、水の硬度が高い地域では、部品の劣化が早まる傾向にありますので、そういった環境面にも配慮しておくと良いかもしれません。


 


症状別の原因を見極める



水流が弱くなったとき、まずは症状をよく観察することが大切です。

どんな状態で水流が弱くなるのか、いつ頃から症状が出始めたのかなど、具体的な状況を把握することで、より正確な原因の特定につながります。


 


流れが遅い場合


便器の中の水が、通常よりもゆっくりと流れていく場合。これは配管内に何らかのつまりがある可能性が高いです。

特に、水を流した直後は勢いがあるものの、途中から急に流れが遅くなる場合は、配管の途中に部分的なつまりが発生していることが考えられます。


また、水が渦を巻きながらなかなか流れていかない場合は、タンクの水量が十分でない可能性も。


一度タンクを開いてみて、水位が適切かどうか確認してみることをおすすめします。


 


水が止まらない場合


水を流した後、タンクに水が溜まるまでの間、便器に少量の水が流れ続けているケースがあります。

これは、タンク内の部品、特に排水弁の劣化が考えられます。


ゴムパッキンが傷んでいたり、弁自体の位置がずれていたりすると、完全に水が止まらない状態になってしまうんです。

こういった症状は、水道代の無駄遣いにもつながりますし、タンクに水が十分に溜まらないため、トイレ全体の水流が弱くなってしまう原因にもなります。


 


水流が安定しない場合


流すタイミングによって毎回水流の強さが変わる、といった症状も要注意です。


例えば、朝一番は水流が正常なのに、何度か使用していくうちに弱くなっていく。

あるいは、日によって水流の強さが違う、といった具合です。


この場合、複数の問題が組み合わさっている可能性がありますが、真っ先に考えられるのは、配管の劣化が進行しているケースでしょう。

汚れや歪みなど様々な理由から、配管内の流れが不安定になり、その時々において水流の勢いが変わってしまっているのかもしれません。


そういった場合、自分での原因特定は難しいため、一度専門業者に点検を依頼してみることをおすすめします。


 


自分でできる水流トラブルの対処法



水流が弱くなった際、まずは自己チェックと簡単に試せる対処法を試してみましょう。

適切な手順で行えば、意外と簡単に解決できることも多いですよ。


 


タンク内の点検方法


まずは、タンクの蓋を開けて中の様子を確認してみましょう。

水が濁っていたり、部品に汚れが付着していたりしないか、チェックします。


また、水位が低すぎないかもしっかり見ておきましょう。

タンク内の水は、オーバーフロー管と呼ばれる筒状の管より2〜3cm下の位置まで溜まっているのが正常です。


水位がこれより低い場合は、チェーンの長さを少し調整するなどして、浮きゴムの位置を変えてみると良いかもしれません。

これだけで水位が改善することもあり、修理費用の大幅な節約にもなります。


 


つまりの解消方法


配管内の軽いつまり程度であれば、家庭でも解消できることがあります。

まず試してほしいのが、お湯を流し込む方法です。

40度程度のぬるま湯を、ゆっくりと便器に流してみましょう。


これだけで、配管内の軽い汚れが溶けて、正常に流れ出すことがあるんです。


ただし、熱湯を使うのは絶対に厳禁です。

便器や配管を傷める可能性があるため、必ずぬるま湯を使いましょう。


より効果を高めたい場合は、お湯を入れる前に、中性洗剤をたっぷり目に流し入れ、しばらく放置しておく方法もおすすめですよ。


 


市販品での解決方法



ホームセンターなどで手に入る、トイレの水流改善グッズを使う方法もあります。

例えば、トイレ用の泡洗浄剤は、配管の内側に付着した汚れを落とす効果が期待できます。


また、配管用ブラシやワイヤーなど、つまりかけの状態を解消するための器具もいろいろと販売されていますので一度チェックしてみるといいでしょう。


ただし、これらの商品を使用する際は注意も必要です。

特に強い薬剤を含む商品は、使い方を誤ると配管を傷めてしまう危険性や、場合によっては健康被害に繋がる場合もありますので、説明書をよく読み、使用上の注意を必ず守るようにしてください。


また、複数の薬剤を組み合わせることは、危険なので絶対に避けましょう。


 


トイレのトラブルはみやざき水道職人にご相談を



自分で対処を試みても改善が見られない場合は、早めにプロへの相談をおすすめします。

特に以下のような場合は、専門家による点検が必要かもしれません。


 ・水流の弱さが日に日に悪化している

 ・異音や異臭が発生している

 ・対処してもすぐに症状が再発する

 ・トイレの設置から10年以上経過している


私たち「みやざき水道職人」では、24時間365日、お客様からのご相談を承っております。

経験豊富な専門スタッフが、症状や状況を詳しくお伺いした上で、最適な解決方法をご提案いたします。


水まわりのトラブルは、早めの対応が何よりも肝心です。

快適なトイレ環境を取り戻すため、プロの技術でサポートさせていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。



監修者

監修者の写真

主任

甲斐 祐耶

《略歴》

2019年から株式会社N-Visionにて水道メンテナンス業に従事。
社内研修をクリアした高い専門性を有し、水漏れやつまりなどの水道トラブルを累計1,000件以上解決してきたプロフェッショナル。
業界未経験から実績を積み上げ主任に昇格し、お客様からの評判もよく、社内での信頼も厚い。
宮崎県で水回りのトラブルにお困りまでしたら、みやざき水道職人にお任せください。

宮崎のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「みやざき水道職人(宮崎水道職人)」

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