水のコラム
簡単にできることからグッズ導入までのトイレの節水方法
目次
トイレの水の使用量は?
一般家庭の水道の使用量割合を見ると、一番多いのはお風呂の40%ですが、二番目に多いのはトイレの21%です。確かにメーカーの努力の開発による節水トイレの導入や普及により、水道の使用量並びに割合は減少しましたが、以前2割を占めています。では、そのトイレの節水方法はどのようなものがあるのでしょうか。
意識面における節水方法
方法として、主に意識面とグッズの導入に分類が可能です。
・1回のトイレで2回以上流さない
第一に意識面では、二度流しをしないがまず挙げられます。トイレの臭いや音を消したいがために、1回のトイレで2回以上流してしまうと、その分水道を多く使用してしまいます。1回の流れる水の使用量は、4Lから13Lと幅がありますが、13Lタイプのものであれば1回のトイレで13L以上を使い、その分水道料金が増えるのは言うまでもありません。従って、極力1回のトイレでは1回のみ流すようにしましょう。
・レバーの大小を正しく使い分ける
次に、洗浄レバーの大と小をしっかり使い分けることです。このレバーには、大便用洗浄は大、小便用洗浄は小と分けられています。使用量を見ると、13Lタイプのものであれば、大が13Lで小が8Lを使用するのが一般的です。逆に超節水タイプですと大が4Lで小が3Lですが、それでも予想以上に多く使っていると思う方がいらっしゃるのではないでしょうか。この数字は、配管に接続してトイレットペーパーと大便を流して平均搬送距離が10m以上であることが、トイレの設置基準として求められているからです。
すなわち、平均搬送距離が10m以上確保するためにはトイレの種類によって4Lから13Lの水が必要になります。大便であれば大のレバーで流すことが求められますが、小便であれば大レバーで流すのは、13Lタイプであれば7Lと余計に水を使用すると評価できます。従って、用途に応じてレバーを使い分けることが重要です。
・お風呂の残り湯を使う
そして、風呂の残り湯は洗濯物に使用する場合がありますが、風呂の残り湯で洗濯物に使うのは衛生的に抵抗がある方もいらっしゃいます。そこで、風呂の残り湯をトイレの水として使うのも効果的です。使い方は、用を足して流す前にトイレの止水栓を回して水を止めて流します。タンクに水が溜まっていないことを確認したら、タンクに風呂の残り湯をバケツなどにくみ取って入れると言う流れです。時間と労力を要するのが難点ですが、水の有効利用ができ使用量の削減ができます。
ペットボトルをタンクに沈めるのはダメ
第二に、グッズの導入についてよく水の入ったペットボトルをタンクに入れて節水する方法があります。確かに、タンクにペットボトルを沈めれば水の量は減って節約になるでしょう。
しかし、前述したように流れる水の量は基準を満たすために決まっており、汚物やトイレットペーパーが下水管まで流れ切らない事態が発生する恐れがあります。そうなると、配管が詰まるトラブルが発生して、修理などに多額の費用が生じる可能性があります。
さらに、タンク内の部品を傷つけて破損したり、水が止まらないトラブルが発生して、節水どころか水を大量に使用してしまうといった事態も否定はできません。節水のためにペットボトルを入れている方は、今すぐにでも止めた方が望ましいです。
メンテナンス不要半永久的に使える水洗トイレ節水器ロスカット
節水グッズについてご紹介しましょう。水洗トイレ節水器ロスカットというものが挙げられます。トイレを勢いよく流した後にチョロチョロと水が流れてしまいます。これは、流れるときにタンク内で発生する渦が発生するのですが、この渦によって止水栓が流れてしまって栓ができない事態が発生するからです。
この水洗トイレ節水器ロスカットは、設置することで水圧を維持しつつ、渦に流されずに止水栓を働かせて、栓を止められ、チョロチョロと水が流れるのをストップします。半永久的に使用ができ、その後のメンテナンスは不要です。節水効果は30%と言われており、長期間使用すれば水道代の削減に大きな期待ができます。
簡単に取り付けができる節水リング
次に、節水リングはトイレのレバーを回しているときだけ、水が流れるようになるものです。取り付け工具を使うことなく、簡単に取り付けができ節水効果もあります。しかし、大便やトイレットペーパーを多量に流すときには、レバーを長めに回す必要があるのが注意点です。
新型の節水トイレに替えるという方法
他にもトイレ節水グッズは多々あり、効果はかなり期待ができます。ただ、思い切って新型の節水トイレに替えるというのも、方法としてあります。13Lタイプのトイレを使っていた方には、4Lタイプのトイレに替えるだけで半分以上の水道量の削減が可能です。もちろん、費用がかかりますし設置も時間がかかってしまいます。従って、費用と効果などをよく比較して検討することが大事です。
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監修者
主任
甲斐 祐耶
《略歴》
2019年から株式会社N-Visionにて水道メンテナンス業に従事。
社内研修をクリアした高い専門性を有し、水漏れやつまりなどの水道トラブルを累計1,000件以上解決してきたプロフェッショナル。
業界未経験から実績を積み上げ主任に昇格し、お客様からの評判もよく、社内での信頼も厚い。
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