水のコラム
シャワーが出ない時はここを確認!修理や業者選びも解説
毎日使用するお風呂のシャワーですが、「水が出ない」「お湯が出ない」といった不具合に悩んではいないでしょうか。
このような不調にはさまざまな要因が考えられます。それぞれの原因を特定して適切な対応が重要になってきます。意外にもシャワーの不具合は自力で修理が可能な場合が多くあります。
今回は、シャワーが出なくなったときの対処方法、自力での修理について、業者に依頼するときの相場などを詳しくご紹介していきます。
シャワーが出ない時は慌てず確認を
シャワーが出なくなってしまうと慌ててしまいがちですが、まずは冷静に原因を突き止めることが重要です。
ここではシャワーが出なくなってしまった場合の考えられる原因について3つご紹介します。
■凍結
まず1つ目に「凍結」です。外の気温がマイナス4度以下になると水道管内や給湯器内で凍結が発生する可能性があります。
寒い地域にお住まいの方や、普段よりも気温が低い日に急にシャワーが出なくなってしまった場合は水道管内の凍結を疑いましょう。
一般的に給湯器には凍結防止機能が付いています。しかし、凍結防止機能で必ずしも凍結を防げるとは限りません。
また、焦って給湯器に熱湯をかけても故障の原因となりますので、注意が必要です。
■断水
続いて考えられるのが「断水」です。水道工事などに伴って地域一帯で計画的な断水が発生する場合があります。基本的には断水の計画は周知されますが、留守にしていたり忘れていたりして気づいていないということもあるかもしれません。
「断水かもしれない」と感じたら、まずは自治体のホームページなどで確認をしてみましょう。断水情報や再開情報は各自治体のホームページに掲載されています。
■止水栓が閉まっている
シャワーの止水栓が閉まっていると、水やお湯が出ない状態になります。「シャワーヘッドの交換をしたあと、止水栓を開けるのを忘れていた」なんてこともあるかもしれません。
シャワーの止水栓は混合栓付近に設置されています。あなた以外の方が閉めたまま忘れていることも考えられるため、必ず確認しましょう。
このように、シャワーの故障ではない理由で水が出てこないこともあります。出てこなかったとしても慌てずに原因を考えて対処しましょう。
自力で直せるシャワー修理
では、シャワーが不調のときに自力で治すことが出来る修理方法について、3つのパターンとそれぞれで考えられる原因ごとに方法をご紹介します。
■シャワーからお湯も水も出ない場合
シャワーからお湯も水も出ないなら、原因としては「凍結」「断水」「止水栓が閉まったまま」の3つが考えられます。
凍結が原因なら、気温が上がるのを待つか、ぬるま湯をかけることで解消します。熱湯だと水道管の破裂のおそれがあるため、くれぐれも注意してください。
故障の原因となりますので、急ぎの場合には業者に依頼して解消してもらいましょう。
断水の場合、あらかじめ水をお風呂にためておく、またはその時間帯は使わないなどの対応をおすすめします。計画的な断水は一定時間が経過すれば必ず復旧します。
止水栓が閉まっている場合には、止水栓を開くことですぐに解消します。止水栓を開ける瞬間には蛇口は閉めておきましょう。
■シャワーからお湯が出ない場合
お湯が出ない場合、原因には以下の4つが考えられます。
1つ目の原因は「給湯器の電源がついていない」です。給湯器の電源を入れましょう。また、コンセントがしっかりと刺さっているか確認しましょう。
続いて2つ目の原因は「給湯器の故障」です。給湯器には寿命があり、長期間使用すると故障します。また、給湯器の不具合は自力での対応は難しいため業者に依頼しましょう。
続いて3つ目の原因は「蛇口の温度調整の不調」です。この場合にはサーモスタットの交換を行います。取扱説明書を確認しながら自力で修理が可能です。事前に準備をして交換してみてください。
最後4つ目の原因は「ガス」です。ガス栓が閉まっている場合や、ガス切れの可能性も考えられます。この場合、ガスコンロも使えないはずですので、業者に連絡して解消してもらいましょう。
■シャワーの水が出ない場合
シャワーの水が出ない場合は、原因として2つが考えられます。
1つ目の原因は「止水栓の調整」です。先ほども少し触れましたが止水栓が閉まりすぎている場合には、緩めてみましょう。
緩めすぎると出が良くなりすぎて、水道代が高くなる危険性があるため注意しましょう。
続いて2つ目の原因は「蛇口フィルターの汚れ」です。蛇口のフィルターには汚れが溜まりやすくなっています。取扱説明書にはフィルター掃除について書かれています。また、クリーナーが付属していることもありますので、指示に従って掃除をしてみてください。
また、だいぶ汚くなっているようであれば新品に交換することも検討するとよいでしょう。このように、沢山原因はありますが、基本的には自力で修理できるパターンが多くなっています。
無理せず業者に依頼する方法も
ここまででシャワーのトラブルの種類や原因をご紹介しました。また、それらの多くは自力での対処で解決できるものがほとんどでした。
しかし、自信がないような場合には無理して自力で修理することはやめ、業者に依頼することをおすすめします。水道トラブル関連の業者には、24時間365日いつでも即日対応してくれているところも多くあります。
状況を説明することで適切な対応をしてもらえるため、きっと心強い味方になることでしょう。
依頼する時の費用相場は?
では実際に専門業者に依頼する場合にはどのくらいの費用が発生するのでしょうか。ここでは費用の相場について3つのパターンに分類してご紹介します。
■凍結の修理費用
凍結の場合の相場はおよそ1万~2万円です。凍結解消の際には、電気での解氷やスチームなどを使って熱を当てて解氷する方法がとられます。
■給湯器関連の修理費用
給湯器の不調に関しての相場は5,000~3万円です。こちらは修理場所によって価格が変化するため金額には比較的大きな差が出てきます。
また、給湯器を交換することになると6万円前後と高額になる場合もあります。
しかし、何か所も修理する必要が出てきた場合には、新品にしてしまうほうが安く済む場合などもあります。
■部品交換の費用
部品交換の場合、交換する部品によっても価格は異なってきますが、サーボスタット交換では8,000~1万3,000円ほど、蛇口フィルターでは5,000~1万円ほどが相場になります。
また、部品によっては処分費用が別途発生する可能性があります。あらかじめ業者の方に見積もりをしてもらうことを忘れないでおきましょう。
まとめ
今回はシャワーが出なくなったときの対処方法、自力での修理に関して、業者への依頼の相場について解説しました。
シャワーの不具合の原因はさまざまですが、その原因の多くは自力で対処できるものばかりです。適切な対応ができればそのまま問題は解消でき使用できるようになります。
しかし、間違った対処方法をとってしまうと、余計に悪化し、さらに大変なことになってしまいかねません。そうならないためにも、自力修理が厳しいと感じたときには速やかに業者に依頼することをおすすめします。
監修者
主任
甲斐 祐耶
《略歴》
2019年から株式会社N-Visionにて水道メンテナンス業に従事。
社内研修をクリアした高い専門性を有し、水漏れやつまりなどの水道トラブルを累計1,000件以上解決してきたプロフェッショナル。
業界未経験から実績を積み上げ主任に昇格し、お客様からの評判もよく、社内での信頼も厚い。
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