水のコラム
大変危険なガス給湯器からの水漏れ
ガス給湯器のトラブルの中でも、給湯器からの水漏れは特に多いトラブルです。
しかし、このガス給湯器からの水漏れは命にかかわる危険性を孕んでいます。
今回は、ガス給湯器の水漏れの危険性についてご紹介します。
目次
給湯器からの水漏れで危惧される事故
・階下への水漏れ被害
マンションなどの集合住宅にお住まいの方は、階下への被害を危惧しなければなりません。
階下に水が流れてしまうと、家財道具や電化製品、住居環境に影響が出てしまい、近隣トラブルに発展するケースも見られます。
・漏電
給湯器は電気を使用しているため、給湯器からの水漏れは漏電を引き起こす恐れがあります。
漏電は火災の原因の一つです。
加えて、万が一漏電部分に触ってしまうと感電してしまう可能性もあります。
漏電はわかりにくいため、水漏れの原因を探る際は注意してください。
・一酸化炭素の発生
給湯器内部にあるバーナーに水がかかり続けると、ガスの不完全燃焼が起きます。
そして、不完全燃焼は一酸化炭素を作り出します。
一酸化炭素は無色無臭であり、漏れ出ていることに気づきにくい物質ですが、その毒性はとても強力です。
給湯器には安全装置がついており、安全装置が作動するとガスの供給は停止されますが、この安全装置が確実に起動するとは限りません。
給湯器が屋外にあるご家庭もあるかと思います。
給湯器が屋外にあっても、換気をしていた窓を通して屋内に入り込み、一酸化炭素中毒が発生してしまった事例もあります。
屋外にあるからといって水漏れを放置してはいけません。
水漏れではない現象
給湯器には水抜き栓という水を抜くための部品がついています。
これは給湯器内部の圧力が上昇した際に、水を抜いて減圧を促すための機能です。
長年使っていない給湯器によく見られる現象です。
また、水を抜くことで冬期間の凍結を防ぐことができます。
水抜き栓から出る水量が多い時は対応が必要ですが、ポタポタと垂れている時は問題ありません。
自分でも水抜きすることは可能なので、特に冬期間は凍結予防の意味も込めて定期的に水抜きをしましょう。
水漏れが起きてしまう原因
水漏れの原因は主に3つです。
・部品の経年劣化
配管接続部分から水漏れが発生している時は、接続部分のパッキンが劣化しているのかもしれません。
パッキンの耐用年数は7年から10年と言われ、年数が経ち硬化したパッキンは水漏れを引き起こします。
また、内部の部品も使用とともに劣化していくため、使用年数は注視しなければなりません。
・設置不良
給湯器を設置して間もなく水漏れが起こってしまった場合、設置時に問題が起こった恐れがあります。
本体の問題もしくは設置不良が予想されます。
保証期間内であれば無償で対応してもらえるでしょう。
給湯器メーカーあるいは設置業者に対応を依頼してください。
・配管の異常、凍結
配管が凍結してしまうと、配管の破裂を引き起こしてしまう可能性があります。
凍結は比較的温暖な地域でも起こりうる現象です。
宮崎県でも夜間の気温が氷点下になった年もありました。
急激な冷え込みが凍結を促すため、冬期間は特に注意して使用しましょう。
また、配管も経年劣化していきます。
亀裂が入ることもあるため、配管の状態を定期的に確認しましょう。
標準使用期間
ガス給湯器には各メーカーが独自の点検制度を設けています。
給湯器を安全に使用できる期間であり、これを過ぎると安全な使用を保障できないというものです。
各メーカーが設定している期間は10年です。
しかし、使用状況や使用頻度によって経年劣化が早く進む場合があり、各メーカーも標準使用期間前の点検を推奨しています。
標準使用期間を交換の目安とし、万が一を防ぐためにも、定期的な点検をしましょう。
水漏れが起きた時の対処方法
水漏れを発見した段階で給湯器の使用を中止してください。
給水バルブという給水をコントロールする栓が配管部分についているので、回して閉めましょう。
これで給水を止めることができるため、水漏れの拡大を防ぐことができます。
コンセントを抜くと給湯器の機能は停止しますが、水漏れにより漏電が起こっている可能性があるため、無理して抜く必要はありません。
対処の方法としては給湯器の修理か交換になりますが、いずれにしても専門業者に相談した方がよいでしょう。
給湯器は電気を使い、配管や内部構造も複雑です。
自分で修理をして余計に被害が拡大し、余計な費用がかかってしまうケースもあります。
集合住宅にお住まいの方は、管理者と相談する必要もあります。
階下への被害を防ぐためにも早急に対応しましょう。
お困りのことがありましたらみやざき水道職人へお電話ください
みやざき水道職人は、宮崎市、延岡市、都城市、日南市、川南町、高千穂町、都農町など愛媛県のさまざまなエリアで、水回りのトラブルを解決しています。
給湯器の水漏れにも対応しております。
お見積もりをご確認いただいてから作業に入らせていただきますので、ぜひお気軽にみやざき水道職人までお問い合わせください。
監修者
主任
甲斐 祐耶
《略歴》
2019年から株式会社N-Visionにて水道メンテナンス業に従事。
社内研修をクリアした高い専門性を有し、水漏れやつまりなどの水道トラブルを累計1,000件以上解決してきたプロフェッショナル。
業界未経験から実績を積み上げ主任に昇格し、お客様からの評判もよく、社内での信頼も厚い。
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宮崎のトイレのつまり・水漏れは、水道修理の専門店「みやざき水道職人(宮崎水道職人)」