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水のコラム

給湯器の寿命は30年?長持ちさせるポイントを解説

2025年07月29日 2025年07月31日 トイレのトラブル

「給湯器の寿命は30年」という噂を耳にしたことはありませんか?
それを聞いて、「本当にそこまで長持ちするの?」と疑問をもつ方も少なくないでしょう。

そこで本記事では、給湯器の正しい寿命と長持ちさせるためのポイントを解説します。
記事の後半では、給湯器を交換するタイミングも紹介していくので、そちらもあわせてご覧ください。

給湯器の寿命は本当に30年?

結論からお伝えすると、「給湯器の寿命が30年」と明言するのは不適切です。
インターネット上では「30年問題なく使用できている」という情報もありますが、これはあくまで稀な例です。

給湯器は、各メーカーが“標準使用期間”を定めており、一般社団法人日本ガス石油機器工業会によると、その目安はおよそ7~10年といわれています。
これは、標準的な使用条件のもとで、安全上問題なく使用できる期間を示したものであり、部品や配管が劣化し始めるタイミングと重なります。

また、修理に必要な部品の在庫問題も無視できません。
多くのメーカーでは、補修用性能部品を保有する期間を定めており、その期間の目安は7~11年が目安です。

そのため、この期間を過ぎたあとに故障した場合は、部品が手に入らず、本体ごと交換せざるを得ない可能性があります。
安全性や修理のサポート期間を考慮すると、給湯器が30年持つことは考えにくいでしょう。

【参照元】

一般社団法人日本ガス石油機器工業会

Q 古い給湯機器は修理できるの?

給湯器を30年使用するリスク

ここまでで、給湯器の寿命についての理解が深まったのではないでしょうか。
では、仮に30年間使用しつづけた場合には、どのような問題が生じるのでしょうか。

想定されるリスクを3つ紹介します。

給湯器を30年使用するリスク

  • メンテナンス費用が高くなる
  • 燃費が悪くなる
  • 事故が発生する

メンテナンス費用が高くなる

給湯器は、使用期間が10年を過ぎたあたりから部品が劣化しやすくなり、メンテナンスの費用が高額になる可能性が出てきます。
給湯器は多くの部品で構成されているため、不具合を修理して一時的に復旧しても、すぐに別の箇所でトラブルが生じるおそれがあります。

給湯器の修理には専門的な資格や知識が必要なので、故障するたびに業者への依頼が必要です。
その結果、メンテナンス費用がかさみ「新品に交換するほうが安く済んだ」という状況になるケースも少なくありません。

燃費が悪くなる

同じ給湯器を長年使用すると、経年劣化によって給湯効率が低下します。
その結果、お湯を沸かすために必要なガスや電力の消費量が増えてしまうため、光熱費が高くなります。

さらに、給湯量が減ったり、お湯の温度が不安定になったりして、日常生活に支障が出るおそれもあるでしょう。

事故が発生する

古い給湯器を使用しつづけると、重大な事故に発展するケースも考えられます。
給湯器にはガス漏れや不完全燃焼を防ぐ安全装置が備わっていますが、経年劣化により十分に機能しなくなる可能性があるのです。

実際に、国内でも給湯器の不具合を原因とする火災や一酸化炭素中毒といった事故が発生しています。
配管や部品の劣化は気づきにくく、事故を事前に察知することは簡単ではありません。

こうしたリスクを避けるためにも、一定の年数が経過した給湯器は一度点検してもらうと安心です。

大変危険なガス給湯器からの水漏れについて詳細に記載している記事はこちら
関連記事:大変危険なガス給湯器からの水漏れ

給湯器を長持ちさせるために心がけたいポイント

給湯器は、日頃の使用方法や定期的なメンテナンスによって劣化を防ぎ、短期間で故障するリスクを回避できます。
ここからは、給湯器を少しでも長持ちさせるために心がけたいポイントをチェックしていきましょう。

給湯器を長持ちさせるために心がけたいポイント

  • ポイント①点火する回数を減らす
  • ポイント②適切な温度設定を心がける
  • ポイント③給湯器の給気口・排気口をふさがない
  • ポイント④こまめに掃除する
  • ポイント⑤凍結を防止する
  • ポイント⑥水栓レバーの向きに配慮する
  • ポイント⑦給湯器の電源を切らない

ポイント①点火する回数を減らす

給湯器を長持ちさせるには、点火する頻度を減らすことが効果的です。
給湯器は、水を温めるたびに内部の点火装置が作動し、ガスに火を付けることでお湯を沸かす仕組みになっています。

しかし、この点火動作は給湯器内部の部品に少しずつ負担をかけてしまうため、使用頻度が高いほど劣化のスピードも早まります。
点火装置の使用頻度を減らす工夫として、「浴槽は追いだきをせずに蓋をする」「洗い物は一度にまとめて行う」といった方法が有効です。

ポイント②適切な温度設定を心がける

給湯器の温度設定を適切にしておくことも、長持ちさせるポイントの一つです。
温度設定が過度に高い場合、内部の部品に負担がかかり、給湯器の劣化を進行させる原因となります。

一般的には、40~42℃が適切な温度とされているため、現在の設定を見直してみてください。
また、給湯器を使用しない時間帯にはエコモードを活用するのも効果的です。

エコモードとは、給湯能力を下げてお湯の量を制限する機能のことで、給湯器の負担軽減につながります。
こうした工夫を積み重ねることで、給湯器をより長く使用できるかもしれません。

ポイント③給湯器の給気口・排気口をふさがない

給湯器の故障を防ぐためにも、給気口と排気口はふさがないようにしましょう。
給気口は給湯器が必要とする新鮮な空気を取り入れ、排気口は燃焼排気ガスを外部に逃がす役割を果たしています。

これらをふさいでしまうと、給湯器の燃焼効率が下がり、故障の原因となります。
特に、排気口がふさがると、一酸化炭素が室内に充満するおそれがあり、非常に危険です。

トラブルを避けるために、給気口と排気口の周囲に物が置かれていないかを常にチェックすることが大切です。

ポイント④こまめに掃除する

給湯器の寿命を長持ちさせるには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
給気口と排気口にホコリが詰まると、不完全燃焼や異音の原因となります。

また、追い炊きの配管と浴槽をつなぐ循環アダプターも汚れた状態で放置すると、お湯の流れが悪くなり、配管の劣化につながります。
これらの箇所は、濡らした布やブラシなどを使用して、こまめに掃除しておきましょう。

ポイント⑤凍結を防止する

気温が低い時期には、給湯器が凍結しないように予防策を講じることが大切です。
配管内の水が凍結すると、氷の膨張によって内部から圧力がかかり、配管が破裂するおそれがあります。

破裂が起これば水漏れにつながり、給湯器の故障を引き起こす原因となるので、事前の対策が欠かせません。
凍結を防ぐには、以下のような方法が効果的です。

給湯器の凍結を防止する方法

  • 蛇口からお湯を出しつづける
  • 配管に保温材を巻く
  • 凍結防止ヒーターを取り付ける
  • 浴槽にお湯を溜めておく
  • 給湯器内の水を抜く

なお、万が一配管が凍結した場合でも、熱湯をかけるのは絶対に避けてください。
急激な温度変化により、配管が破裂する可能性があります。

ポイント⑥水栓レバーの向きに配慮する

給湯器を長持ちさせるためには、水栓レバーの向きにも配慮が必要です。
レバーをお湯側に向けた状態で給湯を止めると、気温が低いときに冷水が給湯管内を通り、配管の劣化を早めるおそれがあります。

給湯管はお湯が通ることを前提に作られているため、冷水によって想定外の負担がかかってしまうのです。
お湯を使用しないときは水栓レバーを水側に向けておくだけで、こうしたリスクを軽減できます。

ポイント⑦給湯器の電源を切らない

給湯器の電源は、切らずに入れたままにしておくことをおすすめします。

給湯器の電源をオフにすると、本体の機能が完全に停止し、再起動時にエラーが発生する可能性があります。

また、内部の温水が冷えてしまったり、設定がリセットされたりすると、給湯器に余計な負担がかかってしまうでしょう。
こうした負荷の積み重ねは、劣化の進行が早まり、寿命を縮めることになりかねません。

このようなトラブルを防ぐためにも、故障や異常がない限りは、給湯器の電源を常に入れた状態にしておきましょう。

給湯器を交換する目安

給湯器は永続的に使用できるものではなく、一定の年数が経過すると不具合が生じやすくなります。
次のような症状が現れたら、給湯器が故障する前兆の可能性があるため、交換を検討してください。

給湯器を交換する目安

  • エラーコードが頻繁に表示される
  • お湯の温度が安定しない
  • 異音がする
  • 異臭を感じる
  • 追い炊きができない
  • 水漏れしている

エラーコードが頻繁に表示される

エラーコードが頻発する場合、給湯器内部の部品が劣化しているかもしれません。
軽微な不具合であれば、リセット操作で解消されますが、寿命が近づいていると何度対処しても繰り返しエラーが表示されます。

その状態でも使用しつづけることはできますが、突然の不具合でお湯が出なくなると、日常生活に大きな支障をきたします。
内部の電気系統や制御部品の劣化が考えられるため、早めに点検を依頼するのがおすすめです。

お湯の温度が安定しない

「お湯が急に水になる」「お湯に切り替わるまでに時間がかかる」といった現象は、給湯器が故障する前に起こりがちです。
お湯の温度が不安定となる原因は、主に温度調整センサーの不具合によるものと考えられます。

また、ガス栓や給水元水栓が全開になっていない場合も、ガスや水の流れが不十分となり、適切に加熱されない可能性があります。
まずは各栓の開閉状態を確認し、全開にした後に様子を見てみてください。

異音がする

給湯器から聞きなれない異音がするのも、故障のサインといえます。
異音の種類はさまざまで、なかには重大なトラブルに発展するものもあるのです。

以下では、異音の種類ごとに考えられる原因を紹介します。

給湯器から聞こえる異音と原因

異音  原因 
ボンッ  不完全燃焼 
キーン  配管の不具合 
シュー  水漏れ 
ピーピー  ファンモーターの不具合 
ゴー  異物の混入 

これらの異音を放置すると、重大な事故や修理費用の増加につながります。
異音が聞こえたら、給湯器の使用をただちに中止し、早急に点検を依頼してください。

異臭を感じる

「給湯器周辺が焦げ臭い」「給湯器を作動するとガスのようなニオイがする」と感じる場合は、機器本体に異常が発生しているかもしれません。
異臭の主な原因として、給湯器の劣化やガスバーナー部分の汚れ、不完全燃焼などが考えられます。

万が一、不完全燃焼によって発生した一酸化炭素に引火すると、火災につながるため非常に危険です。
給湯器の使用を止めて、メーカーやガス会社に連絡しましょう。

追い炊きができない

追い炊き機能が使用できない状態は、給湯器の寿命が近づいている可能性があります。
この原因としては、お湯の温度や湯量を測るセンサーを含めた電気系統のトラブルが挙げられます。

また、ガス栓が閉まっていたり、配管の掃除が十分に行き届いていなかったりする場合も、追い炊き機能が正常に稼働しません。
これらの原因に心当たりがないのに改善されない場合は、給湯器本体の故障が疑われるため、修理や交換を検討してください。

水漏れしている

給湯器が水漏れを起こしている場合は、トラブルが生じる前に対処することが重要です。
水漏れの主な原因として、配管や部品の経年劣化、配管の凍結、業者による設置ミスなどが挙げられます。

放置すると一酸化炭素中毒や水道代の増加といったリスクがあるため、必ず修理や点検を依頼しましょう。
なお、長期間使用していなかった給湯器は、内部の圧力を逃がすために圧力弁から水を排出する仕組みがはたらきます。

水漏れと誤解されることもありますが、正常な状態ですので心配ありません。

ガス給湯器水漏れの原因についてはこちらからも
関連記事:ガス給湯器からポタポタ水漏れ!原因は何?

給湯器の交換が必要になった場合は

給湯器が故障して交換が必要な場合は、なるべく早急に業者へ依頼してください。
給湯器の交換には、専門的な資格と知識が必要なため、無理に自力で対応するのは危険です。

また、前述したような水漏れのトラブルが伴う場合は、水道修理業者に依頼するのがおすすめです。
水回りに対応できる業者であれば、給湯器の交換と水漏れの修理を一括で対応してもらえるため、再度依頼する手間を省けます。

給湯器の修理・交換ならみやざき水道職人へお任せください

今回は、給湯器の正しい寿命と長持ちさせるためのポイントを解説しました。
インターネット上では「給湯器は30年使用できる」という情報もみられますが、実際の寿命は10年程度です。

ただし、日頃の使用方法や定期的なメンテナンスの有無によって、安全に使用できる期間は大きく左右されます。
なお、給湯器の修理・交換には、専門的な資格と知識が必要です。

自己判断での対応は非常に危険なので、速やかに業者へ依頼しましょう。
宮崎県で給湯器の不具合にお困りの方は、みやざき水道職人にお任せください。

お問い合わせを24時間365日受け付けておりますので、突然のトラブルにも迅速に対応いたします。

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監修者

監修者の写真

主任

甲斐 祐耶

《略歴》

2019年から株式会社N-Visionにて水道メンテナンス業に従事。
社内研修をクリアした高い専門性を有し、水漏れやつまりなどの水道トラブルを累計1,000件以上解決してきたプロフェッショナル。
業界未経験から実績を積み上げ主任に昇格し、お客様からの評判もよく、社内での信頼も厚い。
宮崎県で水回りのトラブルにお困りまでしたら、みやざき水道職人にお任せください。

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